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IDN-InDepthNews

|アルゼンチン|学校菜園で子どもの健康を守る試み

Rita Darrechon, the principal at the La Divina Pastora rural school, talks to a group of schoolchildren about the garden where they are growing food for their school meals. Credit: Fundación General Alvarado【ブエノスアイレスIPS=ファビーナ・フライシネット】

アルゼンチンは肥沃な土地に恵まれているにもかかわらず、経済破綻の影響で数百万世帯が十分な食料を確保できないでいる。こうした中、ウエルタ・ニーニョプロジェクトでは、低所得者が大半を占める地方の小学校を対象に、敷地内に有機農作物の菜園を作り、子どもたちに飢えと闘うための食物栽培の方法を教えながら健康的な食習慣を指導する活動を展開している。

│ペルー│希望を見出す低所得者層の癌患者

Claudia Alvarado, with her parents and her nail polish, who along with Peru’s Plan Esperanza have helped her to bravely face the treatment for leukaemia. Credit: Milagros Salazar/IPS【リマIPS=ミラグロス・サラザール、2014年4月10日】

体重わずか18キロの彼女の細い手足の爪先には、さまざまな明るい色のマニキュアが塗られていた。まだ幼い彼女がたどってきた半生とはまったく異なった色である。

現在まだ7歳に満たないクラウディア・アルバラドちゃんは、ペルー政府が提供する癌治療プログラム「希望計画(Plan Esperanza)」の支援を得て、臨床検査と、時には痛みを伴う治療に耐えながら、白血病(血液の癌)と闘っている。

言語に絶する負の遺産を残す核兵器

Yasuaki Yamashita at the Second Conference on the Humanitarian Impact of Nuclear Weapons, in Nuevo Vallarta, Mexico. Credit: Emilio Godoy/IPS【ヌエボバジャルタ(メキシコ)IPS=エミリオ・ゴドイ】

山下泰昭さん(74歳)は、米国が1945年8月9日に長崎に投下した原子爆弾で被爆した自身の経験を、長らく人には語ってこなかった。

1968年にメキシコに移住した山下さんは1995年に友人の子どもから、原爆の講話を重ね重ね依頼されやむ無く引き受けたのを契機にそれまでの沈黙を破り、長崎と世界全体の運命を一変させたその朝の出来事を語り始めた。

「私は当時6歳で、爆心地から2.5キロのところに住んでいました。普段私は、友達と一緒に虫を捕まえに近くの山に行っていたのですが、その日は家の前に一人でいました。近くには母がいて、食事の支度をしていました。」と物腰が柔らかく、白髪で端正な顔立ちの山下さんはIPSの取材に対して語った。

│ベネズエラ│領域画定を求めるアマゾン地域の先住民たち

Márquez/IPS【カニョデウーニャIPS/Terramerica=ウンベルト・マルケス】

「アマゾン流域の全ての国が『環境保護が大事』と言うが、実際にはいずれの国も多国籍企業と協定を結んで、地下資源の採掘や森林開発、道路建設を認めているのです。」とベネズエラ南部アマソナス州に住む先住民族クリパコの指導者グレゴリオ・ディアス・ミラバル氏は語った。

「ベネズエラでは先住民の権利を支持する50以上の法律や規定がありますが、適用が困難なため、先住民問題に関する決定については、主に政府に役職を有する先住民指導者に相談することになっています。」とアマソナス先住民連盟(ORPIA)の地域コーディネーターでもあるディアス・ミラバル氏は語った。

|アルゼンチン|「好きなものを持ってきて、或いは持って帰ってください」

【ブエノスアイレスIPS=マルセラ・バレンテ】

 

消費主義の波が社会を覆う中、アルゼンチンには、モノやサービスを買うのではなく共有するという新しい社会のあり方を発見しつつある人たちがいる。個人主義と際限のない消費を促す現行の経済モデルに幻滅した何千もの人々が、路上マーケットで不用品を譲り合ったり、他人同士が車を共同利用する仕組みを作ったり、さらには、海外からの旅行客に無料で家を開放したりしているのである。

 

こうした動きはアルゼンチンでは近年始まったばかりだが、ソーシャルメディアをプラットフォームに急速な広がりを見せている。彼らはそこで、現行経済モデルが引き起こしている環境破壊を憂い、消費主義に対する嫌悪感を共有するとともに、方向性を同じくする者同士の共同体意識と信頼を育んでいきたいと考えている。

毎日15人が行方不明になるリオデジャネイロ

【リオデジャネイロIPS=ファビオラ・オルティス】

 

公式統計や学術調査によるとブラジル南東部のリオデジャネイロ州では、過去20年間に92,000人近い人々が失踪しており、しかもその大半が、殆ど捜査されることもなく未解決事件とされている。

 

アマリウド・デ・ソウザさん(43)は、州都リオデジャネイロ市を囲む丘陵地帯に広がる多数の貧民街(ファヴェーラ)の中でも最大規模のロシーニャ(Rocinha)貧民街に、妻と6人の子どもと暮らしていた。

 

デ・ソウザさんの住居は、丘を登り切ったところの「ロウパ・スジャ(汚い洗濯物)」と呼ばれる細い路地に面したわずか10平方メートルほどの建物だった。

│アルゼンチン│独裁者ビデラ、獄死す

【ブエノスアイレスIPS=マルセラ・ヴァレンテ】

 

37年前に軍事クーデターを引き起こしアルゼンチン史上最も凄惨な軍事独裁体制を敷いたホルヘ・ラファエル・ビデラ元陸軍総司令官が、5月17日、連邦刑務所で老衰のため死去した。87才だった。

 

ビデラは、ブエノスアイレス州東部のマルコス・パス市にある連邦刑務所の一角で、軍事独裁政権時代(1976年~83年)の人権侵害事件で有罪判決を受けた他の服役囚とともに複数の懲役刑(終身刑+15年)に服していた。

|アルゼンチン|これまでで最大の人権裁判が開廷

 

【ブエノスアイレスIPS=マルセラ・バレンテ】

アルゼンチンの軍事独裁政権時代(1976年~83年)に行われた人権犯罪を審理するこれまでで最大規模の裁判が10月28日にブエノスアイレスで始まった。68人の被告は、海軍工兵学校(エスマ)における約800人の犠牲者に対する犯罪に関与した嫌疑がかけられている。

また今回の公判では、当時政治犯を上空から生きたまま海に突き落として捨てたとされる、いわゆる「死のフライト」に関与した6人のパイロットの罪についても、初めて審理される予定である。

軍事独裁政権時代、最大の秘密刑務所となっていたエスマには、約5000人の政治犯が収容されたとされているが、68人の被告は、その内数百人の誘拐、拷問、強制失踪に関与した罪で起訴されることになる。

|グアテマラ|かつて性奴隷にされた女性たちが証言台に立つ

One of the victims testifying before the judge, with the support of a psychologist and a translator. Credit: Danilo Valladares/IPS【グアテマラシティIPS=ダニーロ・バラダレス】

 

「駐屯地には、私たちをレイプするための部屋がありました。兵士は、時には3人、4人、5人といました。」こう法廷で証言したのは、グアテマラ内戦において国軍から性奴隷扱いを受けたローサ・ペレスさん(仮名)である。

顔を布で覆い、心理学者と通訳の助けを得て出廷したペレスさんは、国軍兵士が夫を拉致し、彼女自身は、北部イザバル県エル・エストール市のセプール・ザルコ国軍駐屯地において、性奴隷兼使用人として扱われた、と泣きながら証言した。

|南米アマゾン|ヤノマミ族虐殺をめぐる謎

Survivors of the 1993 Haximú massacre hold urns containing the ashes of their relatives. Credit: Courtesy of C. Zacquini/Survival InternationalカラカスIPS=ウンベルト・マルケス】

 

ベネズエラ南部のアマゾン奥地で7月上旬、先住民ヤノマミ族の80人がブラジルから越境してきた違法金鉱採掘業者(ガリンペイロ)らによって虐殺されたと報じられている。虐殺の生存者3人が報告した。

ベネズエラ最南部のアマソナス州(175,750平方キロ、15の先住民族グループの故郷)で活動しているカトリック教会のホセ・アンヘル・ディバソン司教によると、近年、ブラジルから金の採掘者が違法に越境し、ヤノマミ族と関係を築いて便宜を図ってもらおうとしていたという。しかし、時としてその関係が崩れることがある。同地では1989年から環境保護法が施行され鉱業が禁じられていた。