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IDN-InDepthNews

気候変動の影響を肌で感じるカリブの農漁民

Severe flooding is one of many devastating effects of climate change, as the Caribbean island nation Dominica experienced in 2011. Credit: Desmond Brown/IPS【セントジョージズ(グレナダ)IPS=デズモンド・ブラウン】

 

ジェイムズ・ニコラスの生活はいつも海とともにあった。カリブ海の島嶼国グレナダの漁民である彼は、毎日の水揚げを地元の人びとや食堂に売り、さらには近隣の島の高級ホテルに提供していた日々のことを思い出していた。

最大時の2010年で、グレナダの漁業は約4000人の雇用を生み出し、輸出だけでも520万ドルの売り上げがあった。

しかし、この数年で、おそらくは地球温暖化によるとみられる影響によって、漁業を取り巻く環境は急速に悪化した。

|ハイチ|報告書が明らかにする震災後の「サバイバルセックス」の実情

 

【ニューヨークIPS=カンヤ・ド・アルメイダ】

 

ハイチには2010年12月の大地震の被災者が暮らす仮設キャンプが未だに多く残っている。両親を失い3歳の娘を抱える18歳のカテリンさんも、瓦礫が散乱するCroix Deprezキャンプで飢えと隣り合わせの生活を余儀なくされている難民の一人である。

身寄りがないカテリンさんは、子どもと生きていくために、僅かな食べ物や現金と引き換えに年上の男性に体を売って飢えをしのいでいる。しかし顧客の男から殴られたり暴行を受けることは日常茶飯事で、中にはコンドームの装着を拒否されたり、一晩過ごした後に支払いを拒否されることもしばしばだという。

│キューバ│ローマ法王訪問に向けた環境づくり進む

Pope Benedict Credit: Beyond Forgetting/CC BY 2.0

【ハバナIPS=パトリシア・グロッグ】

 

ローマ法王のベネディクト16世が来春にキューバを訪問する計画が進んでいる。これによって、キューバ政府とカトリック教会の関係改善が図られるのではないかと期待されている。

キューバ司教会議(COCC)のホセ・フェリックス・ペレス・リエラ事務次長は、IPSの取材に対して、「喜びと希望に満ち溢れています。ローマ法王のキューバ訪問は、キューバ人の間の一体感を高めるとともに、和解も促進することになるでしょう。」と語った。

│ドミニカ共和国│マカダミア・ナッツの木がコーヒー農家を貧困から救う

Wikimedia Commons

【サントドミンゴIPS=エリザベス・イームス・ローブリング】

 

32年前にドミニカ共和国を襲ったハリケーン「デービッド」がもたらした森林破壊は、貧困を生んだ。いま、被災後に行われたかつての植林計画を見直して、グルメ向けのアイスクリームを導入することにより、貧困に喘ぐ小規模コーヒー農家を支援するユニークなプロジェクトが進行している。

ハリケーン「デービッド」(カテゴリー5)は、1979年にドミニカ共和国に襲来し、約2000人が死亡、国の農業の70%を破壊した。翌年、起業家のマニュエル・アルセニオ・ウレナが、森林を再生し表土を補強するため、オーストラリアからマカダミア・ナッツの木を導入した。マカダミアの木は浅くしか根を張らないため、貴重な表面土壌を保持するのに役立つと考えられたのである。

│キューバ│経済│観光産業への大きな期待

 

【ハバナIPS=パトリシア・グロッグ

 

今年1・2月におけるキューバ観光産業の好調ぶりは、この産業部門への熱い期待を甦らせている。1・2月期の観光産業は、前年比で5.2%成長した。昨年3回もハリケーンに見舞われ、さらには世界経済不況の只中にあっては、朗報だ。

経済学者のパベル・ビダルは、米国政府による米国民のキューバ渡航禁止措置が解かれれば、観光産業はキューバ経済牽引の役割をふたたび果たすことができるだろう、と話す。


先週、米国議会は、米国居住のキューバ人がキューバ国内の家族を年に1度訪問することを認める法案を成立させた。前ブッシュ政権が2004年にキューバ渡航規制を強化して以来、キューバ行きフライトは75%も減少していたが、また便数が復活することが見込まれる。

│移民│カリブ海諸国の二重国籍問題

 

【キングストン(ジャマイカ)IPS=ピーター・リチャーズ

 

昨年4月にジャマイカの裁判所がダリル・ヴァス議員には議員適格がないと判示して以来、二重国籍問題がジャマイカにおいて大きな問題になってきた。

与党・ジャマイカ労働党のヴァス議員が議員資格を剥奪されたのは、彼がジャマイカと米国の二重国籍を持つからであり、自発的に米国のパスポートを更新し、それを使って海外渡航していたためである。

|ドミニカ共和国|再び広まるハイチ人への差別

 

【サント・ドミンゴIPS=バレリア・ビラルド

 

「銃や刃物で武装したドミニカ人の集団に襲われ、逃げようとして足の骨を折り、家を焼かれた」と7人の子供を持つハイチ人のピティさんはIPSの取材に応じて語った。粗末な避難所に隠れたジーンさんは、「すべて失った。怖いのでハイチに帰ろうと思っている」という。2人はドミニカ共和国の北西部、ハイチ国境近くのエルセロに住んでいる。

ハイチ人の若者が雇われ先の地元農場主を殺害したとされる事件に怒ったドミニカ人が、10月29日にエルセロの家々に火をつけ、200人ほどのハイチ人の住民が逃げ出した。28日には別のハイチ人による殺人事件が原因で、暴徒によりハイチ移民が殺傷されている。

|カリブ海地域|奴隷制の歴史を記憶するプロジェクト

 

【ハバナIPS=オーランド・マトス】

アフリカ大陸からカリブ海地域に強制的に連れて来られた奴隷の歴史を後世に伝えようと、「奴隷ルートの記憶地」プロジェクトがユネスコ(国連教育科学文化機関)の主催で始まっている。アルバ島、ハイチ、ドミニカ共和国、キューバが参加している。

ユネスコ・ハバナ事務所の学芸員フレデリック・バチェロン氏は、「この企画の独自性は、物理的な場所だけでなく、非物質的な伝承をもプロジェクトの対象にしていることにある」と説明する。すなわち、アフリカ大陸から伝えられた踊りや歌、口承伝承などの保存が重視されているのである。2001年から05年の間に、90の無形文化財が指定されている。また、各国ごとに5つの場所を文化ツーリズムの目的地として指定することになっている。