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IDN-InDepthNews

|アフリカ|汚職から生活の基本的必要へ資金を振り向ける

Corruption perception index 2014/ Transparency International【ベルリンIDN=ユッタ・ヴォルフ】

ある男が通学途中の9歳の少女に性的暴行を加えHIVに感染させた。ジンバブエ警察は当初犯人を逮捕したが、間もなく密かに釈放した。その理由は―その男が賄賂を支払ったから―である。

この事件は決して例外的なものではない。「トランスペアレンシー・インターナショナル」は報告書『民衆と汚職:2015年アフリカ調査』の中で、「警察と民間部門が最も汚職にまみれているケースがしばしばある」と指摘している。「こうした話は毎日のように耳にする。多くの国で、どんなに恐るべき悲惨な犯罪であっても、警官を買収して、なかったことにできる。それは単に金額の問題である。」と述べている。

|国連|開発資金の「隠れた財源」をターゲットに

UN General Assembly Hall | Credit: Patrick Gruban, CC BY-SA 2.0, Wikimedia Commons【国連IPS=タリフ・ディーン】

国連は9月に世界の指導者らが採択した17の持続可能な開発目標(SDGs)を含むポスト2015開発アジェンダの履行には、年間3.5兆から5兆ドル(約432~676兆円)もの高額な財源が必要と見積もっている。

しかし未だに答えが出ていない重要な問題がある。それは国連がどのようにして裕福な国々や多国籍企業を説得し、2030年までの貧困飢餓の撲滅という目標を含むこのグローバル目標を達成するための、巨額な財源集めに協力を取り付けるのかという点である。

│アルゼンチン│独裁者ビデラ、獄死す

【ブエノスアイレスIPS=マルセラ・ヴァレンテ】

 

37年前に軍事クーデターを引き起こしアルゼンチン史上最も凄惨な軍事独裁体制を敷いたホルヘ・ラファエル・ビデラ元陸軍総司令官が、5月17日、連邦刑務所で老衰のため死去した。87才だった。

 

ビデラは、ブエノスアイレス州東部のマルコス・パス市にある連邦刑務所の一角で、軍事独裁政権時代(1976年~83年)の人権侵害事件で有罪判決を受けた他の服役囚とともに複数の懲役刑(終身刑+15年)に服していた。

|エジプト|新体制下でも変わらない警察の虐待

Grafitti in Cairo showing police brutality. Credit: Cam McGrath/IPS.

カイロIPS=キャム・マグレイス

 

カイロでの抗議行動の中、エジプト人男性が裸のまま武装警察に通りを引きずり回され殴られる生々しい様子を撮影した映像が公開され、エジプト全土に警察に対する怒りと、改めて警察改革を求める声が高まった。奇しくも、警察改革は、ホスニ・ムバラク前大統領を権力の座から引きずり下ろした2011年の民衆蜂起における主要な要求のひとつであった。


映像に写っていたのは塗装工のハマダ・サベルさん(48歳)で、通りに倒れ、ズボンが足首まで引き下ろされた状態のまま、武装警官らに顔面を殴られたり、棍棒で体をメッタ打ちにされていた。サベルさんが動かなくなると、警官らは、うつ伏せのサベルさんを引きずってアスファルトの通りを横切り、装甲車に投げ入れようとした。

|テロとの戦い|「妊婦が鎖につながれ飢えさせられた」―報告書が明らかにした深い闇

 

【ニューヨークIPS=ジョージ・ガオ】

 

米国による「テロとの戦い」については未だに多くが秘密のベールに包まれたままだが、「オープン・ソサエティ正義イニシアティブ」は2月5日、米中央情報局(CIA)が9.11同時多発テロのあとに行った拘束、特別拘置引渡し、拷問などの秘密作戦の対象となった136名のケースを詳細にまとめた報告書を発表し、その一端を明らかにした。

グローバル化する拷問」と題された正義イニシアティブ報告書は、CIAがテロ容疑者を「ブラックサイト」として知られる秘密刑務所に拘束したことを確認している。またCIAが行った「特別拘置引渡し」については、「抑留者を拘留または尋問を目的に外国の政府に引き渡した違法行為」と断じている。

│中東│形を変える検閲

 

【カイロIPS=シンバ・シャニ・カマリア・ルソー】

 

中東・北アフリカ諸国では、民主化蜂起の最中に当局側が情報の封じ込めを図り、多数のジャーナリストが殺害、暴行、逮捕された。

「国境なき記者団」のソアジグ・ドレ氏は、「『アラブの春』の初期の時点で、情報を統制することが各国政府当局の主要な課題となっていました。政府は、携帯やインターネット通信網を遮断したり、内外のジャーナリストを襲わせて、民衆蜂起に対する治安当局による弾圧に関する報道を完全に封じ込めようとしたのです。」と語った。

│リビア│新しい旗の下でもつづく昔のやり方

he scars of war in Tripoli's Abu Salim district. Credit: Karlos Zurutuza/IPS.

【トリポリIPS=カルロス・ズルトゥザ】

 

「もし四輪駆動車なんて運転していたら、カダフィ派かって言われるだろうね。今では、反乱勢力の司令官クラスなら、ほとんどが四輪駆動車を持っているよ。」と、トリポリの交通渋滞から抜け出てきたバシャールは語った。

首都のトリポリが8月に反乱勢力の手に落ちて以来、バシャールは、ボロボロになったタクシーの窓から、街の変化を見てきた。30才のバシャールは、大半のリビア国民と同様に、生まれてこの方、故ムアマール・カダフィ氏による独裁政治以外の政体を知らない。

|グアテマラ|長年にわたる恐怖の警察活動記録がオンラインに

The archives are being painstakingly restored and organised. Credit: Danilo Valladares/IPS

【グアテマラシティ―IPS=ダニーロ・ヴァラダレス】

 

1960年から96年の内戦期に行われた拷問や強制失踪、殺戮に光をあてることとなる数百万件にのぼる国家警察文書が、米国テキサス大学オースティン校の協力により、まもなくオンラインで利用可能になる。

デジタル文書は、2005年に偶然発見された約8000万件もの膨大な警察管理記録のうち、同大学が修復・整理した約1200万件の資料で、大学構内で12月2日に開催された国際会議(Politics of Memory conference)において初めて公開された。

「グアテマラ国家警察歴史アーカイブ(AHPN)のオンラインデジタル所蔵庫は、まもなく一般の人々に、無条件で利用可能となります。」とAHPNの専門家の一人でもあるアルベルト・フエンテス氏は語った。

│ブラジル│家庭内の銃を放棄できるか

 

【リオデジャネイロIPS=ファビアナ・フレシネ】

 

ブラジル国内にある推定1600万丁の銃のうち8割は一般市民が保有しているという。そのうちほとんどが未登録・違法なものである。

4月7日、リオデジャネイロ西方のレアレンゴで、ある学校の元生徒が60発の銃弾を放って12人の児童を殺害するという事件が起こった。これを受けて、銃所持を抑制するキャンペーンが政府・民間の両方で始まっている。


同じような動きは2004年から05年にかけてもあった。このときは、たとえ違法な銃であっても放棄すれば罪に問われないという方式が採用され、50万丁以上の銃を回収することに成功した。

│米国│人権│放免と引き換えに沈黙を強いられる「テロ」容疑者

 

【ニューヨークIPS=ウィリアム・フィッシャー

 

英国の高等法院は、3月23日、米国のグアンタナモ基地に収監されていた男が、放免と引き換えに、所内での拷問等に関して沈黙を貫くよう取り引きを持ちかけられていた、と事実認定する判決を下した。

エチオピア人のビンヤン・モハメドは、10代の時に英国に移住してきた。2002年にパキスタンで逮捕され、同国とモロッコにおいて拷問を受けた。2004年にはグアンタナモに移送されたが、ついに、今年2月、無罪放免によって英国に帰国とあいなった。